こんにちは

横浜市青葉区のみどり鍼灸院です。

小児はりでアトピーっ子を応援しています！

 

アトピーシリーズの記事をあげはじめて１ヶ月

自分の中にいろいろな思いがあったことに

改めて気づくことができました。

一鍼灸師の独り言ではありますが

どなたかのお力になれたら嬉しいです。

そんな思いでお伝えしています。

 

 

さて今日は「アトピーっ子と汗」について

アトピーっ子の特徴として多いなと感じるのは

汗をかくのが苦手な子が多いということ…

 

赤ちゃんや子供はよく遊びたくさん汗をかきます。

汗をかくことで体温を調節しているからです。

 

元気よく遊んでいる子供達を観察してみてください。

だらだらと大汗かく子がいます。

その傍らで真っ赤な顔をした子がいます。

 

 

真っ赤な顔をした子は汗をかいていない

…というか上手にかけないのかもしれません。

 

アトピーのお子さんはどちらかというと

真っ赤な顔になることが多いかと思います。

(もちろん汗をかけるお子さんもおられます)

 

体温調節するためにかく汗も

お肌にとっては刺激となります。

また汗をかくと汗疹の原因にもなります。

汗の刺激も汗疹も元々あるアトピーを悪化させる

要因になってしまいます。

 

なので

「なるべく汗をかかせないようにしています！」

「外遊びは汗をかくので避けています！」

という親御さんもいらっしゃるかと思います。

汗をかかせるか、かかせないかのさじ加減

とても難しいですよね。

 

発汗は体に備わった冷却装置です。

本来は体内で熱が産生されると自然と発汗します。

この発汗機能はみんなが同じではありません。

まずは生まれ持った個人差があります。

そしてその機能を使うか使わないかという

後天的な個人差もあります。

 

痒みが強くなるからなるべく汗をかかないように

空調が完備された室内で遊ばせる…

その時、その瞬間は快適に過ごせると思います。

でもいつもいつも快適な空間で過ごしていると

体はその環境に慣れっこになってしまいます。

汗かくのやーめた！！と記憶してしまうのです。

つまり使わなければ発汗して体温調節するという

機能がうまく働かなくなってしまうのです。

 

 

 

ポイント①体を動かして汗をかきましょう

・たくさん遊んでください

 

ポイント②汗をかいた後の対策をしましょう

・汗をこまめにふき取ります

(タオル等で優しく押さえる感じ)

・さっとシャワーで汗を流します

汗をかいたまま放置しないようにします。

 

ポイント➂衣類を工夫しましょう

・風通しのよい衣服

・締めつけないもの

・個人にあった素材を選びましょう

(化学繊維等、湿疹が悪化する素材があります）

 

ポイント④室温の調節は適宜行いましょう

・寝入りばなに痒みが強くなるなど状況によって

エアコンで室温の調整等はありだと思います。

 

 

東洋医学では体内の湿熱をうまく発散できず

行き場を失った湿熱が湿疹となると考えます。

湿熱を排出するために汗をかける体作りが大切です。

 

 

熱中症には充分気をつけて

上手に汗をかける体を作りましょう！

お肌が変わってきます

 

鍼灸師　桑野

 

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