東京スキンタッチ会「かんの虫勉強会」~腎タイプのお子様の処方箋~

こんにちは みどり鍼灸院です。

 

東京スキンタッチ会の「かんの虫勉強会」最終回は「腎タイプ」でした。

五行で腎は水・冬・黒・耳・恐・・・と鍼灸師は学びます。

前回の脾タイプが内向きでおっとりさんなのに対して腎タイプは怖がりの

びくびくちゃんです。

 

「腎」といって思い浮かぶのは腎臓です。

その名のとおり腎臓や副腎、膀胱の働きと重ねることができます。

また東洋医学において「腎は精を蔵する」といわれています。

「精」とは成長、発達するためのエネルギーです。

一人一人が生まれもった成長、発達するためのエネルギーを意味します。

このエネルギーは誕生してから増えることはなく成長とともに、年齢を重ねる

ごとに消耗していきます。つまり老いるということです。

消耗してゼロになっては困るので、食べたり活動したりして外からエネルギー

を補い生命活動を維持していきます。

とにかく腎はエネルギーのベースなのです。

 

そんな腎タイプのお子様のイメージ!

 

元気、気力がない

外で活発に遊ばない

人見知り、怖がり

おねしょ、下痢をしやすい

 

怖がりで弱々しいといった感じでしょうか。

ドラえもんでいうとのび太君タイプになります。

 

うちの子は人見知りで活発に遊ばない。

もっと積極的にお友達と遊んでほしいのに、お母さんの後ろに隠れてしまう…

ちょっとした物音で目を覚ましたり、怖がったり、どうしたらいいんだろう?

お子さんが腎タイプかも?と思った方に処方箋ラブラブ

 

ゆっくり、ゆっくり自分の足場を固めていきます。

先回りしすぎないでその子自身が好きなことを育むことが大切です。

ついつい先回りしてしまいたくなりますが、自分で好きなことを見つけられる

ように見守りましょう。

好きなことをやるにはエネルギーが必要なので自然と元気が湧いてきます。

自分自身で好きなことを見つけていく過程で自己肯定感が育まれます。

お子さんを信頼して育むことが大切です。

 

おねしょしてしまったときも大丈夫だよと寄り添ってみてください。怒られると

失敗そのものが怖くなってしまいます。

 

小児はりは腎タイプのお子さんのおねしょ、夜尿や下痢などの症状に優しくアプ

ローチしていきます。

リラックスすることで安心感も育まれると思います。

困った時はお近くの鍼灸院に相談してみてくださいね音譜

 

 

鍼灸師 桑野