11月も半ば、朝晩冷え込むようになってきました
先日、PTAがらみで参加要請のあった講演会にいってきました。
「子どもの見せるサインに親としてどう向き合うか」
講師は臨床心理士 ヴィヒャルト 千佳こ先生でした。
期待半分でいった講演会、、、といったら失礼なのですが
でもこれがとてもよかったです!!
子どもが帰ってきたら真っ先に名前を呼んで「おかえり!」って
言いたくなりました。
とてもよかったので簡単ですがまとめてみました。
子どもの出すサインって?
それは「いつもと違う」ということ。
でもいつもはどんな子か知らないと気がつけないですよね。
子どもはどんな時にサインを出すの?
良くも悪くもストレスを受けたとき。
そのことに対して言語化できるかどうか?
できない時→行動化するタイプ
→身体化するタイプ
そのサインにどう向き合うの?
何か事が起こった時すぐ芽生える感情をプライマリーエモーション
悲しいとか辛いとか悔しいとか、マイナスだけどまだ弱い感情
弱いマイナス、、、でもこれがこのまま放置されてしまうと
次に芽生える感情はセカンダリーエモーション
これは怒り。強い怒り。
この怒りが外に向いたら・・・他人や物にぶつける
では怒りが内に向かったら・・・抑圧、蓄積され心身の不調となる
ある朝、混んだ電車で足を踏まれたら?
痛い・・・
気づかずずっと踏まれ続けたら?
何で踏み続けるのよっ 怒り・・・
もしくは私この人に何かした?私が悪いの? 抑圧・・・
でも、もし、最初の痛い!で「ごめんなさい。大丈夫でしたか?」って
言われたら「いえいえ、大丈夫です」ってなりますよね。
これこそがプライマリーエモーションでの支援。
この時適切な支援があるとセカンダリーエモーションには
いかなくすむのです。
この辺りは鍼灸治療にも通じるように思います。
心身の不調も早めに対処できたら早く良くなるし
まだ大丈夫、大丈夫と放置しておいたら
病名がつくほど悪化して長期戦になってしまう
心のサイン、体のサイン
どちらも見逃さないように耳を傾けてみたいと思います
鍼灸師 桑野