アトピーには保湿なの?!保湿を始める前にお肌をチェック!

こんにちは!みどり鍼灸院です。

台風一過台風

お昼までの雨、風が嘘のようないいお天気になりました。

 

前回の「乳児に保湿してアトピー性皮膚炎の発症率が減ったという研究結果に

ついて」の続きです。

詳しくはこちら。毎日新聞ニュースです。

左下矢印

http://mainichi.jp/select/news/20141002k0000m040

 
記事を読んだだけではわからないこと。
 
1.入浴方法は?入浴時間は?
2.石鹸の使用の有無は?使った場合何を?
3.保湿剤は?全身とあるけど塗った部位は?
4.赤ちゃん自身の個人差は?お肌の状態や体温、食事内容等々・・・
5.季節や地域、生活など環境差は?
 
ぱっと思いつくのはこんな感じでしょうか?
 
どんなお肌でも自力で潤おうという力を持っています。
たとえ弱いお肌であってもです。
 
潤う力が弱いからといってどんどん外から保湿していったら・・・
お肌は自分で潤おうとしなくなります。
だって頑張らなくても外から潤いが与えられるのですから。
 
ましてや乳児期は汗腺が発達する大切な時期。
頑張ることをやめたお肌は汗腺の発達も抑えられてしまいます。
その結果、汗をかけないお肌へまっしぐら。
 
汗がかけないということは体温調節ができないということ。
人は暑い時、汗をかいて体温を下げます。
汗がかけなかったら行き場を失った熱は体の中にこもります。
こもった熱は上半身にたまります。つまりのぼせた状態です。
温かい空気は上に行こう行こうとするのと同じことが体の中で起こっているのです。
 
人体の表面を覆っている皮膚の大切な働き。
 
外からの刺激から守るバリア機能と身体の中と外の体温調節
不要なものを体外に排出する排泄機能です。
 
必要以上の保湿はこの大切な働きを妨げてしまいます。
とくにアトピー素因のある方はこの働きが弱いので、少しでも強いお肌に変えて
いっ
てあげなくてはいけません。
 
毎日、毎晩の保湿を始める前に汗をかく子か、かきにくい子かを見てあげてくだ
さい。
 
赤ちゃんは代謝がよいのでたくさん汗をかくのがふつうです。
赤ちゃんが泣いたとき、授乳中、汗をかいてますか?
夜寝ているとき、汗をかいてますか?
 
汗をかけるお肌を目指していくと自然とバリア機能もあがってきます。
 
8カ月間、保湿し続けたお子さんはその後どうされているのでしょうか。
ずっと保湿し続けるのでしょうか。

まずはお肌の状態をよく観察すること。
その上で入浴方法、保湿方法を考えることが大切だと思います。
この研究結果で保湿していれば安心と保湿しすぎませんように。
心から願っています音譜
 
鍼灸師 桑野